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2009年 フランス旅行記 vol.10 [旅行]

今日は暖かいですね~!
のあっぴがベランダで日向ぼっこする季節になりました。


※コルシカ最終章、長いです!

2009年9月5日 Ajaccioアジャクシオ → Parisパリ

6:30に起きてシャワーを借りる。
朝食をごちそうになり、出発。
アジャクシオ空港の入り口がわからず、少々迷走・・・
しかし、レンタカーの返却は非常にスムーズに済んだ。

10:25 Ajaccio発 → Paris オルリー空港

タクシーでシリル家へ移動。
パリ滞在中は必ず、笑えるトラブルがつく。

そう、前日、サンドリーヌたちと晩御飯を食べているときにそれは起こった。

久ちゃんから携帯に電話がかかってきた。
なんだかとっても慌てている。
なんでも、家の鍵が折れた、と。

・・・? は? 家のカギが折れた? 何それ?

最初は意味がよくわからず、電話を切った。
なんか誰かに頼んでどーのこーのと。

そしてもう一度電話がかかってきた。
なんでも、フランスではよくあることらしい。
「カギが折れる」って。
久ちゃんの知り合いでも結構いるそうな。

そいういえば、あっちのアパルトマンのカギってペラペラだもんなー、とちょっと思い出した。
いわゆる金属疲労ってやつ?

彼女の場合、開けた後に折れたから不幸中の幸いだったそうだが、
彼女の友人は開く前に折れて、カギ屋さんもすぐに来れなくて、
なかなか家に入れなくて大変だったらしい。

不幸中の幸いはまだまだあった。
彼女のアパルトマンはパリ市が買い上げ予定で立ち退き直前。
住人は1階のおじいちゃんと久ちゃんたちのみ。
玄関のオートロック(?)でセキュリティはなんとか確保されている。

私たちはスーツケースを預けてあった。
2個で来ていて、コルシカには荷物をまとめて1個にして行ったのだ。
私だけさらに1週間いるのでね。

で、久ちゃんは自分の家は取られるものが何もないからいいけど、
私たちのスーツケースが心配だから、
隣の新聞屋か、向かいの中華料理屋に頼んで預かってもらう、とか、なんとか。
要は、彼女は私たちがパリに戻る日は仕事でいない。
シリルが帰ってくる日だけど、夕方だから日中は誰もいないので、心配だと。

心配なような心配じゃないような・・・
でっかいスーツケースだし、重いし・・・
でもパリだし、何かないとは限らない。

結局、隣の新聞屋のおじちゃんの連絡先を聞いて、到着したらとりあえずそのおじちゃんに電話することに。

おじちゃんは昼休みでお店は閉めて休憩中だったけど、
そのまた隣のアパルトマンに住んでいて、
電話したら出てきてカギを開けてくれた。
いい人だー。
パリにもこんなにやさしい人、いるんだねぇ。

で、無事にコルシカを旅したスーツケースをシリル家に置き、
午後はパリ観光に出かけたのだった。


いやー、フランスってすごい。
先進国とは思えない。
カギが折れるってっっっ!
日本ではありえないよねぇ。
おおらかというか、おおざっぱというか、、、

しかし、面白かった。



さて、午後は珍しくCOくんと市内観光。
いつもパリは中継地点でゆっくりすることがほとんどない。
で、こんなに何回もフランスに行っているのに、ルーヴルとかエッフェル塔とか、一回も行ったことないっっ!といつも訴えられていたので、行きたいとこ行っていいよ!
と言ったら、「じゃ、とりあえずルーブル」ということになり。

実はっ!私も初めてでー(恥)
パリに行くと、スーパーとか、チーズ屋さんとか、パン屋さんばっかり回っちゃって、
美術館とか行ったことなかった・・・
エッフェルは行ったことあるんだけど。

の、前に、お腹減っていたのでルーヴル近くのレストランでランチ。
シャンパンとパスタを。
うむ、パリ味パリ価格・・・

初ルーヴルはなかなか楽しめた。
最初に入った彫刻コーナーで盛り上がりすぎ、後半はぐったり。
やっぱり見とかなきゃ的な有名美術品をと、
駆け足でまわったためか。。。
私はいつも歴史ある美術品を鑑賞すると、異常に疲れる・・・
気が重たいというか、なんというか。
もっとゆったりした心で見なくちゃいけないんだろうけど。

モナリザも見に行ったけど、これはかなり興ざめ。
他の絵画は「こんなのあり?」というくらいむき出しで、触れちゃうくらいの距離にあるけど、モナリザだけは別格扱い。ガラスのケースに入っていて、2重の柵で遠くからしか拝めない。その周りは黒山の人だかりでみんな押し合いへしあいでピースサインとかしてモナリザバックに写真撮ってる。雰囲気も質感も全く伝わらない。
そう思ってしまう自分が美術センスがないんだろうけど、ちょっと悲しい気分になった・・・

でもハンムラビ法典も見れたし、ビーナスもきれいだったし、そのたもろもろで、
ちょっと満足。

しかし、フランスという国は文化に対する考え方が違うなーと。
あんなにすごい美術品を一日見放題で1000円くらいでしょ。
アーティストはただでいくらでも見れたりするらしいし。
そりゃ、偉大なアーティストが生まれる土壌が違うわけだ。

その後チュイルリーをぶらぶら歩きながら、コンコルドまで抜け、メトロでシリル家に戻る。
ちょうどシリルが子連れヴァカンスから帰ってきていた。

シリルはコンテンポラリーというジャンルのバレエダンサー。
しかし、昨年から仕事がぐぐっと減ってしまったとか。
日本と違って、アーティストは国が補償しているんだけど、
だから国の方針が変わると、あっさり状況も変わってしまうらしい。


で、いろいろおしゃべりをして、さあ、ご飯どうしよう、というところから、
久ちゃんとシリルがもめだす。
シリルは「僕がグラタン作る」と言っているけど、久ちゃんは「外に食べに行こう」
という議論が言い合いになり、
外にいくなら子供は?→今から○○にシッター頼もう→用事があってダメらしい→じゃあ家で食べる?→でも家だと私(久ちゃん)がイヤだ→じゃあ子供連れて行くところどこかあるの?…
ってな感じで15分くらいもめ、結局、モロッコ料理に何とか落ち着き、みんなで出かけることに。

アペリティフ:Cocktail Maison France090904-38.gif
イチジクのカクテルらしい。

France090904-39.gif
魚のクレープ

男子チームはタジンを、女子チームはクスクスをチョイス。

France090904-40.gif
子羊のタジン

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ドライフルーツのタジン

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France090904-44.gif
2人分のクスクス。これにそれぞれ、鶏肉、ソーセージがつく。

ワインはシリルがチョイス

France090904-41.gif
モロッコ産赤ワイン

満腹!
美味しかった!!
子供2人は終始落ち着かず、ぐずっていたけど、ウィリアムはちょっと食べて早々に爆睡。
マリヤちゃんはずーっとぐずぐず。
そうだよねぇ。南仏から戻ってきたばっかりだもん。疲れてるよねぇ。
かわいそうなことしちゃった。。。

France090904-37.gif
子供たち♪

大人は食後にミントティーを飲んで、歩いて帰宅。
夜の風が気持ちいい!


戻って寝る準備をして、リビングに行くと、シリルがワインを開けて待っていた。
久ちゃんは子供を寝かせた後合流。
大人4人でさらに赤ワインを1本飲んでしまった。。。


翌日は私は朝、生徒さん方と合流してボルドーへ、COくんは夕方の便で帰国。
COくんは夕方までテンション高いフランス人シリルの盛大なおもてなしを受けたそう。


コルシカ編完!
次号、「ボルドー&ロワールの旅」へつづく
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